『1999年7の月、恐怖の大王が空から降ってくるだろう
アンゴルモアの大王を蘇らせるために、その前後の期間
火星は幸福の名のもとに支配するだろう』


俺様はこの予言を中学校の時にテレビで見て完璧に信じた

1999年には、この世の終わりが来る

だが、俺様は死なない どこから来るのか解らない溢れる程の自分勝手な自信

1999年、俺様37才 一番いい頃だ

そこで、物質文明は終わるのだ、そう信じてずーと生きてきた

結婚したのが20才、その頃から妻の2000年には家を建ててやると約束していた

なぜ、2000年なのか 俺様の中には2000年にはこの世は「無い」と確信して中学生から生きていた

1999年春、そろそろこの世の終わりに対処しょうと思い17年間続けていた定期預金を解約する

住宅資金の名目だったが、1千万は貯まっていた

俺様の頭の中

この世の終わり→俺様は生き残る→紙幣は紙屑→全額金貨にして→逃げる

という事で1千万で金貨をかいました、金の価格というのは毎日動くからその日の価格で一千万ね

1999年7の月、何もおこらない.....おかしい...いつアンゴルモアの大王が...降ってくる..んだ

1999年7の月、何気なく新聞を見た『36年ぶりの金価格大暴落』..

俺様がもって逃げるはずの金の価格が大暴落してる

すぐに換金、1000万が800万なり -200万

こまった、このままアンゴルモアの大王が降ってこない場合は家を建てなくてはならない

200万減らしてしまったから、なんとか穴埋めしなくては(もうだいたいの落ちは想像できる)

新聞の株価欄を見る、「1800万のソフトバンク大暴落で800万に」の見出し

すぐ800万でソフトバンクの株を買いました ばっちり

買った次の日から連日50万高のストップ高が続き、目標の1000万にたった4日で戻りました

証券会社に電話して

俺様「すみません、1千万で売り注文だしてください」

証券マン『上田さ〜ん何言ってるんですか〜金のなる木ですよ〜この株」 

俺様「いいです売ってください もう元の1千万になったから」

証券マン「もったいないな〜解りました でも今日1千万を超えたので明日の値幅は500万ですよ、」

俺様「.....売り注文取り消してください...金のなる木...金のなる木..金のなる木」

次の日証券会社から電話

「上田さん今値段つきました寄り付きの値段250万高の1250万です、成りゆき売りでいいですか?」

「誰が売るって言うたん?僕長期の投資家よ.ぷぷ.金のなる木.」

もう ここまでの話しの流れでお分かりとおもいます

その次の日から連続2週間 ストップ安の日が続き 買いの値段が付いた時は780万でした

その頃には証券会社に電話しても担当の証券マンはいませんでした

そして、最後には俺様の金のなる木.1250万のソフトバンク株

  ..9万円まで下がり続けるのでした

 

そして2000年に向けて頭金なしのまま 家の新築の設計は妻によって確実に進めていかれるのでした

妻は1千万の貯金があるとおもったまま....

 

1999年アンゴルモアの大王は俺様だけに降ってました 

このお話は最近まで妻に言っていませんでしたがこの前家族で回転寿司を食べに行き帰りの車で何かきまずいので

話しをしたら大反響でしたので書きました

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