『お父さんの服かして〜』 高3の息子が、言った

初めてである 家族どころか誰からも言われた事はない

いつも家族からは、『少し離れて歩いて』と言われ

店の子たちからわ、『ジーンズとか買わあたらどうですか』と言われ

お客さんからわ『そんな服 今どき何処行けば売ってるの?』

などと言われる そう 僕は センスが無いのである

20年来、僕の好みの服のキーワードは『いんちき臭さ』である

今どきの美容師からは程遠い『20年前の散髪屋のおっさん』がタイムトリップ

して来たような 感じである

まず、美容師と当てられた事はない いつも『インチキ不動産』『だふ屋』『薬の売人』などなど

何度か妻や友達の力を借りてリハビリを試みるが..

かえって『いまどきになりたくて、失敗したオヤジ』などと言われ

最近では『まあ、それも個性といえば個性やから...』と

すっかり廻りから市民権を与えられたファッションではあったが

『貸して!』なんて .. 嬉しい..息子も俺様のファッションを理解出来る年令になったか..

僕)『ど.どんな服がいいんや?夏物ならこんなんどうや?』

息子)『さすがお父さん ええわ〜これ 友達の分も貸して』

ふ.ふ2人分〜 嬉しさ二倍である

僕)『それで どこ行くんや? USJか?』

息子)『今度の舞台で使うんやて』 息子は演劇部である

息子)『それとあの、ださいグラサンと、古臭い型のコートも貸して』

「ださいグラサン」とはトップガンでトムクルーズが掛けてたやつ

「古臭い型のコート」とは、アルカポネが着てたような日本ではほとんど見ないタイプである

両方オークションで買った品 まず誰も入札して来ないから何時も落札出来る

   僕)『??今度の演劇て、60年代のアメリカの物語りか?』

   息子『違うて、ただのチンピラの役』.

    やはり、イメージは定着していた.....

チンピラの服を着た息子

この日はワールドカップ日本戦

だったので、学校でも一日中

顔に日の丸を書いたまま、居たらしい...